Windows7にVagrant環境を作ってRuby on Railsを動かしてみる①
Ruby on Railsを学んでみようと思い、無料で公開されているチュートリアルをやってみています。
Ruby on Rails チュートリアル:実例を使って Rails を学ぼう
今まではAWS上に建てたサーバでコーディングしていましたが、ブラウザで作ったサイトを見るのにローカルの方が楽なので、PC上にVagrantをインストールして、CentOSを動かしたうえでRailsをやってみようと思います。
Vagrant環境の準備
Vagrantを使うためには
のインストールが必要になります。
どれからインストールしてもそれほど問題はありませんでした。
Rubyのインストール
私のローカルPCにはRubyすら入っていなかったので、まずはRubyを入れます。
下記のサイトにWindowsインストーラ形式のバイナリがおいてあるのでダウンロードしてきます。私は最新版の2.2.1-p85(64ビット版)を落としてインストールしてきました。
RubyInstaller for Windows
インストーラが環境変数まで設定してくれる・・。便利!コマンドプロンプトで確認してみます。(Linuxのコマンドのように書いてありますが、"C:\"などと書くのが面倒なだけで、Windowsのコマンドプロンプトを使っています。ここら辺のコマンドはどっちでも一緒だし。)
$ ruby -v ruby 2.2.1p85 (2015-02-26 revision 49769) [x64-mingw32]
無事にインストール完了。
VirtualBoxのインストール
同じく下記のサイトからダウンロードしてインストールするだけ。
Downloads – Oracle VM VirtualBox
適当にインストーラを進めて行けば無事にインストール完了。
ここで再起動を求められるかもしれません。
バーチャルマシンの起動
まずはVagrantにバーチャルマシンを登録する作業からです。下記に使えるイメージファイルがおいてあるため、好きな物を選択。
A list of base boxes for Vagrant - Vagrantbox.es
CentOSが使いたかったので、"CentOS 6.5 x86_64"を選択します。右に書いてあるURLをコピーして、コマンドプロンプトで下記のコマンドを打ちます。
(※ディレクトリは好きな場所に移動してください。)
vagrantはコマンド名、boxはイメージファイル全般を扱うオプション、addはboxのオプションでイメージを追加するオプション、centos_6_5はダウンロードするイメージのタグのようなもの(なんでもOK)、そして最後にダウンロードするイメージのURLです。
$ vagrant box add centos_6_5 https://github.com/2creatives/vagrant-centos/releases/download/v6.5.3/centos65-x86_64-20140116.box
自動的にダウンロードが始まるので、完了するまでしばし待ちましょう。
ダウンロードが完了したら、下記のコマンドで環境の初期化を行います。
$ vagrant init centos_6_5
"Vagrantfile"がカレントディレクトリにできたよ!というメッセージが出てくると思います。
これはVagrantを起動する際に使う設定になりますが、とりあえず動かしてみるには触らなくとも大丈夫ですので、そのまま起動してみます。
$ vagrant up
ディスク容量が圧迫されていたり、Rubyの環境変数がうまく通っていないなどが無い限り、うまくいくと思います。デフォルトでは127.0.0.1の2222ポートがsshでつなげるようになっているはずです。(その旨表示が出ます。)